WordPressはしばしばWebページの描画速度が課題になります。
Webサーバー・DBサーバー・ネットワーク環境などのインフラの改善すれば向上させられるでしょうが、ハードルが高いのが実情です。

プラグインだけで実現可能なWordPressサイトを高速化する方法を紹介します。

WP Super Cache

WordPressはWebページにアクセスするたびにデーターベースに接続しHTMLを描画するため、アクセス数が増えるとサーバーへの負荷が高まって全体のパフォーマンスが下がる恐れがあります。。
WP Super Cacheは自動的にキャッシュファイルを生成するプラグインです。
キャッシュファイルを生成するとそれを優先的に読み込むようになるのでデーターベースへのアクセスが軽減され、描画速度が向上します。
WP Super Cacheは無料で利用でき難しい設定も必要ないので、手軽で利用できる方法です。

EWWW Image Optimizer

画像はWebページの描画速度に大きな影響を与えるのでできるだけ容量は少ないことが望ましいです。

「EWWW Image Optimizer」はWordPressでアップロードした画像を圧縮するプラグインです。
見た目の画質をほとんど落とすことなく容量を圧縮できる上、画像を高画質低容量として知られるWebPへの変換も可能です。

画像の圧縮・変換は、新規アップロード時に自動的に実行できるほか、既存の画像を一括で処理することもできます。
画質やサイズにもよりますが概ね2〜3割程度は圧縮できるので、画像を多く設置しているサイトでは大きな効果が期待できます。

WP-Optimize

WP-OptimizeはWordPressの様々な要素を最適化するプラグインです。
主な機能としてはデータベースの最適化、画像の圧縮、ページキャッシュの有効化、ソースコードのミニファイ化などです。

画像圧縮やページキャッシュは先に紹介したプラグインと機能が被るので、それぞれどちらか一方だけ有効化しましょう。

主に利用するのはデータベースの最適化とソースコードのミニファイ化です。
特にデータベースの最適化はサイトを長い間運用しているとデータベースが肥大化して速度の低下の原因になるので有効です。

効果測定

このサイトで上記で紹介したプラグインを導入する前と後でパフォーマンスを計測してみました。

設定前
設定後

設定前と設定後で、パフォーマンススコアを28ポイント上昇しました。
まぁ、まだ物足りない数字ではありますが、高速化の効果はあることは確認できました。

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