ミドル級王座統一戦である村田諒太 対 ゴロフキンがアマゾンプライムでライブ配信されていたので、観てしまった。
御存知の通りゴロフキンの9ラウンドTKO勝ちという結果に終わりましたが、お互い力を出し切ったいい試合だったと思います。ただ、天と地ほどの差ではないしろ実力の差は感じた試合でもありました。

試合展開について

序盤、ゴロフキンは各ラウンド開始直後に距離を詰めてラッシュを仕掛け試合のペースを握ろうとする戦法を取りました。村田はそれに苦戦しつつも徐々に対応し、ゴロフキンの手が止まると前に出て積極的に打ち込むなど、序盤は互角以上の試合展開でした。

しかし村田はゴロフキンに有効打は与えるものの決定打は少なく、試合が進むにつれて逆にゴロフキンの拳が村田の顔面を捕えるようになりました。
中盤に入り、ゴロフキンは最初から距離を取りながら打ち合うという戦法に切り替えました。ゴロフキンの手数が増えるにつれて、村田は徐々に手が出せなくなって後ろに下がるようになりコーナーやロープを背負う展開が続きました。最後の方は完全に防戦一方の展開になり、9ラウンドでタオル投入となりました。

ゴロフキンは10年以上に渡り頂点に立ち続けるだけあってさすがの実力でした。
試合後も村田の健闘を称えるなど世界チャンピオンにふさわしい人格の持ち主でしたね。

今後について

ジムの関係者の話では村田の引退が示唆されているようです。
負けたとはいえ、かつて村田自身が天と地ほどの差だと言っていた実力差がかなり縮まったとも感じられたので、経験を積んで再び挑戦すれば覆すことも可能じゃないかなぁと思いました。

しかしゴロフキンの年齢が40歳で残された時間が少ないこと、さらにコロナ渦で思うように試合ができない現状においてはモチベーションを維持するのが大変でしょうけども。。。
まずはゆっくり休んで、それからじっくりと検討してほしいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です




アーカイブ

カテゴリ